#28 アクサン記号の暗号で単語を読み解け!

雑学コラム

カタカナ語をヒントにボキャブラリーを増やそう

前回の記事でアクサン記号に隠された暗号について考えました。
まだ読まれてない方はぜひそちらを先にご覧ください。
今回はその暗号を使ってフランス語単語のボキャブラリーを増やしてみましょう。

フランス語の単語にはcomunicationコミュニカシオン(意味は「コミュニケーション」)のように英語と同じスペルだったり似ている単語がたくさんあります。このような英語やカタカナ語に似ている単語はとても覚えやすいですね。
でも中には英語に似ていることに気づきにくい単語もあります。
特にアクサン記号の暗号が関係する単語は英語との関連になかなか気づきにくいです。たくさんありますが、この記事ではいくつか取り上げたいと思います。

「e」がついて「s」が省略された単語

前回の記事で「é」から始まる単語の中には、由来となったラテン語単語などの頭に「e」を付けて「s」を省略したものがあると考えました。(この場合の「é」は「 s を省略しました」という目印になります。)

このようにフランス語単語の中には最初の「é」を「s」に変えると英語に似ている単語がたくさんあります。
一体どんなものがあるでしょうか?(語源は諸説ありますが、あくまで単語を覚えるためのヒントとしてお考え下さい。)

有名なカタカナ語と関連する単語

まずはépongeエポンジュです。「é」を「s」に変えてみるとどうなるでしょうか?そう「スポンジ」ですね。フランス語でも「スポンジ」「たわし」などの意味になります。

次はépiceエピス。これも「é」を「s」に変えてみると「スパイス」になります。

écran エクランも英語に似た単語がありますね。意味は「スクリーン」です。

「écarlate」 エカルラットゥは形容詞だと「深紅の」、女性名詞だと「スカーレット」という意味です。

étudeエチュードゥの意味は「勉強」「研究」。「スタディ」に似ていますね。

他にも微妙に意味が違ってくるかもしれませんがétape エタップ(意味は「行程」「段階」)はカタカナ語の「ステップ」と、étageエタージュ(意味は「階」「段」)はカタカナ語の「ステージ」と関連付けてイメージすると覚えやすいかもしれません。

逆でも考えてみましょう。
みなさん「script」スクリプトという英単語をご存じでしょうか?「台本」とか「手書き」とかの意味があります。この「s」を「é」に変えてみましょう。「écript」…なんだか見覚えのあるスペルですね。
そうフランス語のécrire エクリール(意味は「書く」)やécritureエクリチュール(意味は「文字」)によく似ていますね。
この辺はアクサン記号の暗号を知らないと英語と関連があることに気づきづらいかもしれません。

他にも「scale」スケールという英単語があります。「目盛り」「スケール」という意味の他に「ウロコ」という意味があります。「s」を「é」に変えると「écale」になりますね。
écaleエカルという単語には「(クルミなどの)殻」という意味がありますが、それとは別に似たフランス単語があります。
échelleエシェルという女性名詞は「はしご」「目盛り」という意味です。(「c」が「ch」になっているので少し分かりづらくなっていますが…)
écailleエカイユは「ウロコ」という意味です。

ちょっとスペルは遠くなりますが、次の単語も関連付けられそうですね。
écharpeエシャルプ(意味は「マフラー」)は英語の「scarf」スカーフと関連があります。これも「ch」が「c」になっている上に「p」が「f」になったりしているのでだいぶ違う単語になっていますが、覚えるためのとっかかりにはなるかもしれません。

●スポンジ →épongeエポンジュ「スポンジ」「たわし」
●スパイス →épiceエピス「スパイス」
●スクリーン →écran エクラン「スクリーン」
●スカーレット →écarlate エカルラットゥ「深紅の」écarlateエカルラットゥ「スカーレット」
●スタディ →étudeエチュードゥ「勉強」「研究」
●ステップ →étapeエタップ「行程」「段階」
●ステージ →étageエタージュ「階」「段」
●スクリプト →écrire エクリール「書く」écritureエクリチュール「文字」
●スケール →échelleエシェル「はしご」「目盛り」écailleエカイユ「ウロコ」
●スカーフ →écharpeエシャルプ「マフラー」

他にもカタカナ語と関連する単語

他にも英単語と関連する単語はあります。
すごく有名ではない英単語ですが例えば「ほうれん草」は「spinach」といいます。フランス語では「ほうれん草」épinard エピナールですね。

「(植物などの)とげ」は英語で「spine」、フランス語ではépineエピーヌになります。

「りす」は英語で「squirrel」、フランス語ではécureuil エキュルイユです。なんとなく似ていますね。

この辺りの英単語をご存じの方はこれをヒントに覚えられそうですね。

単に頭に「e」を追加しただけの単語

さて今まで最初の「s」が「é」に置き換わった単語を考えましたが、フランス語には単に頭に「e」がついて「s」が省略されなかった単語もたくさんあります。

例えばEspagneエスパーニュは「スペイン」の頭に「e」が追加されていますね。でも「s」は省略されていないので「省略を意味するアクサン記号」は使われずノーマルの「e」のままです。

他にもespionエスピオン/espionneエスピオンヌは「スパイ」の頭に「e」が付いています。

「スペース」はカタカナ語で「空間」とか「宇宙」の意味で使われますが、頭に「e」を付けるとespaceエスパスになり同じく「空間」「宇宙」の意味になります。

「スピリッツ」に「e」を付けてesprit エスプリも覚えられます。「精神」「知性」といった意味です。

●スペイン →Espagneエスパーニュ「スペイン」
●スパイ →espionエスピオン/「espionne エスピオンヌ「スパイ」
●スペース →espace エスパス「空間」「宇宙」
●スピリッツ →esprit エスプリ「精神」「知性」

さあ今回はたくさんの単語を紹介しましたがどうだったでしょうか?少しでも覚えるヒントになったら嬉しいです。
こんな単語は探せばまだまだあるのでぜひ探してみてください。

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