トリコロールの「トリ」はトリプルの「トリ」
フランスの旗に使われている青、白、赤のことをtricoloreトリコロールと言いますね。でも別にその色に限らず3色であればtricoloreトリコロールと呼びます。
後ろの部分「~colore」の意味は「色」。(近い言葉としてcouleur クルール「色」 colorer コロレ「~に着色する」があります。)
「tri~」は「3」を表しているのでtricoloreトリコロールは「3色の」という意味になります。
「tri~」が付く言葉と言えばtroisトロワ「3つの」、triple トリプル「3重の、3倍の」、trio トリヨ「3重奏、3人組」、triangle トリアングル「三角形」、trilingue トリラング「3か国語の」などがあります。
では「2色の」を表す言葉は何でしょう?
答えはbicolore ビコロールです。「bi~」や「bis~」は「2」を表します。例えば2輪の自転車のことをbicyclette ビシクレットゥと言います。カタカナ語でいうバイシクルですね。bilingue ビラングは「2か国語の」という意味。カタカナ語のバイリンガルのことです。
ちなみに「1色の」を表すのはmonochrome モノクローム。
「mono~」は「1」を意味します。例えばmonologue モノローグは「独白、ひとり言」、monotone モノトーンは「単調な」という意味があります。
モノポリーというボードゲームがありますがmonopole モノポールは「独占」を意味する男性名詞です。独り占めすることを目指すゲームなんですね。

ちなみに「in~(~ではない)」を付けるとincolore アンコロール「無色の」となり、「multi~(多数の)」を付けるとmulticolore ミュルチコロール「多色の」になります。
同じく「多数の」を表す「poly~」を付けてpolychrome ポリクロームでも「多色の」になります。
おや?他は全部後ろ部分が「~colore」コロールなのにmonochrome モノクロームとpolychrome ポリクロームだけ「~chrome」クロームなんですね。間違えないように気をつけましょう。
「1」を表す「mono~」 例)monochrome モノクローム「1色の」
「2」を表す「bi~、bis~」例)bicolore ビコロール「2色の」
「3」を表す「tri~」例)tricoloreトリコロール「3色の」
「多数」を表す「multi~」例)multicolore ミュルチコロール「多色の」
「多数」を表す「poly~」例)polychrome ポリクローム「多色の」
「~ではない」を表す「in~」例)incolore アンコロール「無色の」
1,2,3…などの数を表す接頭辞を倍数接頭辞と言います。
これには種類がいっぱいあって、例えば「1」を表すものは「mono~」以外でも「uni~」とか「prim~」とかもあります。この辺りもいつか書きたいと思います。
倍数接頭辞の付く言葉は結構あるので、ここを意識すればフランス語ボキャブラリーがたくさん増えますよ。
ちなみにさっき2輪の自転車のことをbicyclette ビシクレットゥと書きましたが、1輪車はmonocycle モノシクル、3輪車はtricycle トリシクルと言います。なぜか2輪車だけかわいく「~ette」をつけてますね。(雑学コラム 「太陽の小さな月たち」って何?「~ette」を参照)
これも間違えないように気をつけましょう(ただ自転車は普段はvélo ヴェロと呼ぶことの方が多いので実はあんまり気にしなくても大丈夫です。)
「1輪車」monocycle モノシクル
「2輪車」bicyclette ビシクレットゥ(*vélo ヴェロ と呼ぶことの方が多い)
「3輪車」tricycle トリシクル
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