フランス語の品詞の種類
フランス語単語はその用途によって「品詞」というグループに分けられます。
このサイトではその中でも特に以下の品詞に注目して色で分けています。(これらの他にも代名詞、冠詞、接続詞、間投詞などがあります。)
男性名詞、女性名詞、形容詞(男性形)、形容詞(女性形)、動詞、副詞、前置詞
それではこれらの品詞について一つずつ考えていきましょう。
名詞 Nom
「名詞」は物や場所や概念などの名前を表す品詞です。
フランス語にはこの名詞に性別があり男性名詞と女性名詞に分けられます。


①元々性別があるもの
元々性別があるものはそれに従って分かれます。
(例外あり:例えば職業の中にも実際の性別に関わらず男性名詞か女性名詞か決まっているものがあります。いくらかの動物はオスメスで別の名前がありますが、多くの動物の名前はオスメスに関わらず男性名詞か女性名詞か決まっています。)
●男性名詞の例)
ami アミ「(男性の)友達」
chanteur シャントゥール「(男性の)歌手」
chat シャ「(オスの)ねこ」
●女性名詞の例)
amie アミ「(女性の)友達」
chanteuse シャントゥーズ「(女性の)歌手」
chatte シャットゥ「(メスの)ねこ」
●例外)
médecin メドゥサン「医者」(女性の医者でも男性形になります)
girafe ジラフ「キリン」(オスでも女性形になります)
②それ以外
上記のようにはっきり男性と女性が分かるものでなくても、単語ごとに男性と女性が決まっています。
●男性名詞の例)
bâtiment バティマン「建物」
courage クラージュ「勇気」
Japon ジャポン「日本」
●女性名詞の例)
pomme ポンム「りんご」
joie ジョワ「喜び」
France フランス「フランス」
男性名詞に冠詞が付く場合は男性用の冠詞(le、un など)が付き、女性名詞に冠詞が付く場合は女性用の冠詞(la、une など)が付きます。
形容詞 Adjectif
「形容詞」は名詞にくっついて「それがどんなものか?」という説明を加える品詞です。
例えば「りんご」という名詞にくっついて「どんなりんごか?」という説明を加えます。
「おいしい(りんご)」「赤い(りんご)」など。
基本的に
男性名詞には形容詞(男性形)が付き、
女性名詞には形容詞(女性形)が付きます。
中には形容詞(男性形)と形容詞(女性形)の区別がないものもあります。
(男性形で最後が「e」で終わっている形容詞など)


●形容詞の例)*左が男性形で、右が女性形です。
meilleur メイユール/meilleure メイユール 「最良の」
vrai ヴレ/vraie ヴレ「本当の」
cher シェール/chère シェール「高い」
bon ボン/bonne ボンヌ「おいしい」
●男性形と女性形の区別がない形容詞の例)男性形で最後が「e」で終わっている形容詞など
rouge ルージュ「赤い」
portable ポルタブル「携帯用の」
基本的に形容詞は名詞の後に付きますが、中には名詞の前に付くものもあります。
名詞の後に付く形容詞の例)
pomme chère ポンム・シェール「高いりんご」
名詞の前に付く形容詞の例)
vrai ami ヴレ・アミ 「本当の友達」
動詞 Verbe
「動詞」は動き(行動)を表す品詞です。

●動詞の例)
courir クリール「走る」
regarder ルギャルデ「見る」
rire リール「笑う」
主語(わたし、きみ、あなたたち など)や時制(過去、現在、未来 など)などによって形を変えます。
過去分詞や現在分詞になるときも形を変えます。(分詞になる場合、形容詞と同じスペルになることもよくあります。)
副詞 Adverbe
「副詞」は動詞にくっついて「どんなふうにするのか?」という説明を加える品詞です。
例えば「走る」という動詞にくっついて「どんなふうに走るのか」という説明を加えます。
「ゆっくりと(走る)」「まじめに(走る)」など。

●副詞の例)
lentement ラントゥマン「ゆっくりと」
sérieusement セリユズマン「まじめに」
bien ビヤン「よく」
rapidement ラピッドゥマン「すばやく」
副詞には最後が「~ment」で終わるものがたくさんありますが、基本的に
形容詞(女性形)+「~ment」の単語は副詞になり、動詞+「~ment」の単語は男性名詞になります。
形容詞(女性形)+「~ment」の例)
rapide ラピッドゥ「すばやい」 + 「~ment」→ rapidement ラピッドゥマン「すばやく」(副詞)
動詞+「~ment」の例)
bâtir バチ―ル「~を建てる」 + 「~ment」→ bâtiment バティマン「建物」(男性名詞)
ちなみに「ad~」という接頭辞には(~に)と言ったイメージがあります。「verbe」ヴェルブ「動詞」にくっつくので「adverbe」になるということですね。
前置詞 Préposition
「前置詞」は基本的には名詞の前に付く品詞ですが、動詞の原形(不定詞)の前に付くこともよくあります。
(不定詞の場合は動詞は「~すること」など、名詞のように扱われます。)
「前置詞」はある単語を他の単語と関係付ける役割があります。

●前置詞の例)
à ア「~へ」「~に」「~の」「~すること」
de ドゥ「~の」「~から」「~すること」
dans ダン「~の中に」
sur シュル「~の上に」
「le pain sur la table」「テーブルの上のパン」というように「パン」と「テーブル」の間に入ってそれらの単語を関連付けます。
「la table à manger」「食事をするためのテーブル」というように動詞の原形(不定詞)の前に付くこともあります。


コメント